温暖の日本の気候とまったく異なるベトナムの熱帯気候。そこで採れる蜂蜜は日本のどれとも違う味わいを楽しむことができます。
そこで、今回はベトナムで人気の蜂蜜の種類をご紹介するとともに、ユーゴックで旅行者にお土産として販売している蜂蜜の産地をいくつか解説したいと思います。
目次
南国蜂蜜の象徴!「ランブータン」
ランブータンは東南アジア原産の南国果実の代表。ハワイでは3大熱帯果実の1つにも数えられています。10度以下の気候では栽培することができないため、日本では見かけることがありませんね。
ランブータンは旅行者にも人気のベトナムを象徴する果物。屋台、スーパー、コンビニ、市場などどこでも買うことができますし、ホテルの朝食ビュッフェでもよく見かけます。
そのランブータンは果物として食べると、ライチのような瑞々しさと甘さを楽しむことができます。ランブータンを栽培しているのは、熱帯気候を持つベトナムの南部。ホーチミンの隣町のドンナイ省の郊外には、ランブータンを栽培し、なおかつ蜂蜜を採蜜する養蜂場がいくつかあり、現地人にとっては勝手知ったる特産地となります。
ランブータンの蜂蜜は、そのまま果実の甘さを引き継いでいる他、さらに濃厚な味わいと風味が特徴。ミツバチにより水分を飛ばしたあとは、見た目にもうつくしい濃い褐色の琥珀色となります。
「リュウガン(竜眼)」蜂蜜は中南部ファンティエット
ユーゴックの人気お土産のリュウガン蜂蜜。リュウガン(竜眼)は熱帯気候を持つ東南アジアで採れる甘い果実で、そのリュウガンの花から採れる蜂蜜は、何とも言えない南国の味わい。
そのリュウガンは中南部や南部と広い範囲で栽培されているのですが、ユーゴックが目をつけたのは中南部のファンティエット。砂丘が広がるリゾートエリア「ムイネー」があるエリアです。また、ベトナム人にとっては調味料のヌクマムの特産地としても知られています。
ファンティエットで栽培されるリュウガンと、そこで採蜜できる蜂蜜がいままで食べた中で一番おいしかったので、同地域の養蜂場から仕入れることにしました。
色はランブータンやコーヒーと比べると薄い琥珀色で、採れたては黄金色ですが、まだ糖度が足りないため、しばらく熟成します。色味が濃くなるのを確認して、ボトルに詰めて販売致します。味はランブータン蜂蜜よりも薄く、コーヒー蜂蜜よりもクセがありません。多少独特の香りがありますが、お土産として贈れば万人に喜んでもらえることでしょう。
日本人にも愛好家が多い「コーヒー」は、中南部の山岳高原地帯
ベトナムの中部から中南部にかけて連なる山岳高原地帯は、「タイグエン」と呼ばれて、独特の気候を持っています。そのため、この地域でしか栽培できない植物や花も多く、コーヒー花もその一つ。
ベトナム産コーヒーの特産地としられる山岳高原地帯のバンメトートまで足を運び、幾種類のコーヒー花畑を見学し、そこで採蜜できる蜂蜜を試食。その中で最も品質管理されていて、なおかつ味に統一性がある養蜂場を選び抜いて、仕入れております。
コーヒーの蜂蜜は日本でも南米からの輸入品として知られていて、愛好家も少なくありません。コーヒーや紅茶に入れたり、スイーツのシロップ、ソース作りなど、砂糖代わりとして幅広く代用することができるのが特徴。
味は黒糖に似た風味を持っていますが、他の外国産と比べると黒糖っぽさは抑えられていますので、黒砂糖や黒蜜が苦手な方でも食べておいしいと思えるはずです。
心からおいしいと思える蜂蜜をベトナムのお土産に
ベトナムのお土産として食品を選ぶ際は、見た目と味が決めて。ベトナムの特産品であってもおいしくなければ、相手は喜んでくれませんし、扱いに困ってしまいます。
だからこそ、日本人が慣れ親しんだ蜂蜜をユーゴックのメインプロダクトとして扱うことを決めました。さらに、日本では決して採れない蜂蜜の花を特産品とすることで、ベトナムのお土産としてPRすることが可能となりました。
是非ホーチミンへ旅行・出張することになった暁には、蜂蜜をお土産に購入していってください。