ベトナムではビールやワイン、ウォッカがよく飲まれていて、女性の間ではカクテルやリキュールも人気。ベトナム旅行者の間では、日本では目にしない変わったお酒や名酒、地酒をお土産に持って帰る人も多くいます。
そこで、今回はベトナムで買えるお酒の値段についてご案内したいと思います。
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ビールの値段は世界一安い!
ベトナムのビールの値段は平均79.8円。これはアメリカ大手のデジタルメディアが公開したデータによると、世界1位の安さ(世界2位はカンボジアの92.4円)。確かにベトナムのコンビニやスーパーでは缶ビールは50円程度で売られていますし、昼間からビールを飲むベトナム人を多く見かけます。
ベトナム産ビールでは「333」、「サイゴンビール」、「ハノイビール」などに人気が集中していますが、同じくらい外国メーカーも人気で、取り分け「タイガー」、「ハイネケン」、「サッポロ」が3強となっている様子です。
ベトナム産ワインは300円から!
ベトナム産ワインといえば、最も人気なのが「ダラット産ワイン」です。ダラットはベトナム中南部高原地帯にある町で、観光地としても知られています(ホーチミンからバスで6時間程度)。その高原地帯で作られるワインは品質が高いと評判で、いまでは全国のスーパーで買うことができます。
ワイン自体は日本でもそうですが、品質や年代にこだわらなければ、値段はそれほど高くなく、ダラット産ワインであっても、安いものならば300円程度で買うことができます。赤白両方あり、料理酒としても使うことができます。
ウォッカの値段はビールを凌ぐ安さ!でも危険もつきまとう
ベトナムではウォッカも焼酎も製造工程に関わらず、すべて「ウォッカ」と呼ばれています。日本では25%程度から、高くても40%くらいまでのアルコール度数が親しまれていますが、ベトナムではなんとアルコール40%が標準で、それ以下のウォッカは滅多にみません。ベトナムのお酒をお土産に買いたくとも、アルコール40%のお酒の贈る相手はなかなか見つからないかもしれませんね。
ただし、小売価格は非常に安く、1~1.5リットルで200~400円程度と、値段は魅力的です。しかし、品質はけっして良いとは言えず、品質の悪いウォッカが、ベトナムにおける肝臓癌患者が多い原因とも言われています。また、製法はウォッカなので、風味が飛んでしまっているのが残念。
>>アルコール25%に抑えたベトナムのお酒一覧 / ユーゴック
リキュールの値段はちょっと高い。名称にも気を付けて
ベトナムでリキュールが飲まれるようになったのはつい最近のこと。リキュールを製造しているお酒メーカーはほとんどないので、現状は輸入に頼っています。値段も200~300円程度とビールの3倍以上するのが普通。
また、リキュールはベトナムでは「wine」と表記されていて、リキュールとワインの区別がないことも注意してください。
値段は少し高くても品質のいいものをお土産に買おう
まだまだ発展途上のベトナム。品質は安かろう悪かろうです。特にお酒に関しては品質が悪いと体調不良、過度な二日酔い、肝臓癌といった病気を引き起こす可能性があります。大切な人へ贈るお土産であればなおのこと。値段は多少高くても、なるべく品質のいいものをお土産に買ってかえりましょう。