ベトナム旅行のお土産というと、一昔前までは小物雑貨くらいでした。卓上カレンダーやアオザイ人形、スパンコールが散りばめられたバッグなどを真っ先にイメージします。しかし、ここ最近はベトナムの知る人ぞ知る食品の特産品をお土産に販売するメーカーおよびブランドが増えてきました。
今回紹介するのは、ユーゴックが販売する「もち米焼酎」の魅力と特徴。お酒好きの人や、家族や職場の人たちへのお土産を探している旅行者は、是非もち米焼酎を手に取ってみてください。
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ベトナム人にとっても焼酎は伝統の郷土酒
焼酎というと、日本の伝統のお酒というイメージがありますね。しかし、焼酎の原料となる米は、ベトナムでも主食です。日本では焼酎というと、イモ、米、麦、泡盛など幾つか種類がありますが、ベトナムでは基本はもち米となります。日本人の間で知られている「ネップモイ(Nep moi)」ももち米を原料としたウォッカです。
ベトナムでは南部が米の産地
ベトナムでは主に南部メコンデルタ地方に米の産地が広がっていて、ベトナムグルメの名物でもある生春巻きやフォーの原料となるライスペーパーと米粉は、全国に流通している7割以上がメコンデルタ産と言われています。
さらに、米の中でももち米をお酒として生産するのは、ホーチミンとメコンデルタ地方の中間地点にあるロンアン省。「ロンアン省で作られた焼酎は、ベトナムで一番おいしい」と言われています。
ユーゴックのお酒はロンアン省の小さな醸造所で生産
ユーゴックで販売しているもち米焼酎は、このロンアン省で醸造所を営んでいる小さな酒屋で製造しています。ベトナムは焼酎、ウォッカを販売する個人商店、メーカーが山ほどあり、また密造酒も多いことから品質が非常に低いことが挙げられます。ベトナムで肝臓癌が多い理由も、「品質の低く、アルコール度数の高いお酒を飲んでいることが原因」と言われているほど。
そこで、ユーゴックでは信頼の置ける醸造所と提携し、醸造所とお酒の品質は、しっかりと政府の役人に検査してもらい、合格しています。
ベトナムで最も香ばしい焼酎
醸造所を選ぶにあたって重要視したのは、「もち米の香ばしい匂い」です。ベトナムでは焼酎を飲む人は多いものの、ウォッカの方が作りやすく、また大量に生産できるため、そのほとんどは活性炭ろ過をしたものとなります。活性炭ろ過の場合は不純物がなくなるので、色は透明、香りと味は無味無臭となります。
それではもち米を原料にしていると言われても信じられませんし、無味無臭のウォッカをさお土産に渡されても、受け取った方もリアクションに困ってしまいます。
そこで、ユーゴックではしっかりと醸造所の製法を確認して、もち米の香りが最も強いところから仕入れるようにしています。
アルコールは日本人に最も飲まれている25%
アルコール度数は25%。ベトナムでは40%が一般的ですが、これではお酒好きの人以外は飲めませんね。そこで、ユーゴックは醸造所にお願いして、ユーゴックに卸す分だけ、特別に25%に落として出荷してもらっています。
日本の焼酎と比べると遥かに飲みやすい
ユーゴックで販売しているもち米焼酎も、スーパーで買える焼酎も同じことが言えるのですが、「日本の焼酎と比べると、クセがなく非常に飲みやすい」というもの。日ごろお酒をほとんど飲まない方や、飲んだとしてもカクテルやチューハイくらいの方でも、このもち米焼酎は驚くほど飲みやすいことが特徴です。是非ホーチミン旅行のお土産に買っていってください。