ベトナム観光を考えている人の中では、現地で飲める地元名産のお酒を楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。ベトナムでは全国に大小の醸造所がありますので、どんな田舎に行ってもおいしいお酒を飲むことができます。
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ベトナム人は本当にお酒が強い!
ベトナムのスーパーに行くと、数多くのお酒を見ることができますが、アルコール度数を見てみると、そのほとんどが40%。びっくりするほど高いですね。また、ベトナム人の多くはこのお酒は氷で薄めるだけで、基本はショットで飲みます。
ベトナムのお酒はウォッカが主流
旅行者が気軽にスーパーやコンビニで買えるお酒は、基本はウォッカとなります。日本酒や焼酎のような独特の香ばしい風味はなく、基本は無味無臭。日本人にとっては飲みづらいのが本音のところ。
しかし、個人経営の醸造所などでは、きちんと焼酎やワイン、リキュールを作っているところもあります。旅行者はなかなか手に入れることは困難ですが、ホーチミンのメコンツアーやハノイの郊外ツアーに参加したときは、現地の地酒を買うことができるチャンスに巡り合うかもしれません。
ベトナム人に肝臓癌が多い理由
ベトナムは10万人当たり39人が肝臓癌を患っている統計が出ていて、これは世界でなんと3番目に高い数値。その理由の1つが上記のように極めて高いアルコール度数を日ごろ飲んでいることが挙げられますが、それに加えて、「品質の低いお酒を飲んでいる」ことも大きな原因です。
安いお酒は何と100円未満!
ベトナムのお酒として最も知られているのは、もち米を原料に焼酎にした「ネップモイ」ですね。ただし、これは非常に古いお酒で、偽物も多く出回っていて、ベトナム人の間では「質が悪く、飲むと身体を壊すお酒」とみなされています。個人商店などではネップモイなどのラベルが貼られたお酒が500mlで数十円で売られていることもあります。
観光で買う場合は質の高いお酒を
ベトナム観光でお酒を飲む場合は、できるだけ質の高いお酒を選ぶようにしましょう。値段が高いものは比例して質が高いことが言えるので、100円、200円で買えるような安いお酒はできれば避けるようにしてください。
特産品ブランド「ユーゴック」で扱うお酒の質は
ホーチミン観光客に人気のある「ユーゴック」は、ベトナム各地の特産品をお土産にして販売しているブランド。ユーゴックでは2018年12月現在、「カカオのお酒」、「ココナッツ酒」、「もち米焼酎」の3種のお酒を扱っています。いずれもメコンデルタとその周辺の醸造所で作られた地元名酒。
カカオは1年間に100リットルしか獲れない貴重なピュアウォーターをたっぷり500mlのワインボトルに詰めています。
ココナッツ酒はココナッツの特産地であるメコンデルタのベンチェーで作っています。地元では人気のココナッツ酒製造ブランドと協力し、日本人向けにアルコール度数を40度から25度に下げて販売。これはユーゴックだけです。
もち米焼酎はもち米と焼酎両方を特産に持つロンアン省の小さな醸造所と協力して作っています。日本人ならふと喜びが込み上げてくる香ばしいもち米の香りを楽しむことができます。こちらもアルコール度数を25度に下げていて、実際飲んでみるとさらに飲みやすく感じるはずです。
ベトナム観光中たくさんの利き酒を!お土産にも買ってかえろう
ベトナム観光中は度々お酒を飲む機会がやってくるでしょう。町中を歩いていると、ビールを飲みながら観光している欧米人もたくさん見かけます。まずはいろいろ利き酒してみて、それで気に入ったらお土産に持って帰ってください。