ベトナム旅行ではお土産に何を買うか迷ってしまいますよね。刺繍ポーチやオーダーメイドの洋服、陶磁器のような雑貨から、チョコレートやクッキー、蜂蜜といった特産品まで、旅行者が手に取りたくなるアイテムは本当にたくさんあります。
今回ご紹介するのは、ベトナム産の胡椒(コショウ)です。「何で胡椒?」と思うかもしれませんが、実はベトナムは世界一胡椒が有名な国でもあるのです。

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ベトナムは世界の胡椒(コショウ)の40%を独占!お土産にも最適
皆さんどこのご家庭にも必ずある胡椒。あまり知られてはいませんが、ベトナムはこの胡椒(コショウ)の生産高、及び輸出高は世界第1位。しかもぽっと出ではなく、統計をとりはじめた2001年以降、2025年の時点で25年連続の1位です。
ベトナムにおける胡椒の生産量は及び25万トン。世界第2はブラジルですが、ベトナムの半分程度となるので、ベトナムの胡椒の生産高&輸出高はずば抜けているのが分かります。また、世界に流通している、およそ40%がベトナム産の胡椒とも言われています。
ベトナム国内最高品質の胡椒(コショウ)は南部フーコック島産
胡椒(コショウ)の産地はベトナム全国各地にありますが、その中でも品質が優れているといわれているのは、「フーコック島」で栽培されたもの。フーコック島は南部メコンデルタ地方にある離れ小島で、カンボジアとの国境に接しています。ホーチミンから国内線で1時間で行くことができ、近年はベトナム最大のリゾートアイランドとして世界中から注目されている観光地に成長しています。
そのフーコック島には市内のそこかしこに胡椒畑があり、個人農家が小規模で胡椒を栽培しています。一般の旅行者にも解放されていて、直売所も兼ねているので、そこでできたての胡椒をお土産に買うこともできます。

日本人旅行者には「ライム塩コショウ」が大人気!
こちらはスーパーやコンビニで100円以下で買えるライム&塩&胡椒(コショウ)の3in1。ベトナム人は調味料というよりは、果物類に付けて食べています。また、その他では海老や魚介などの海鮮系にもよく使われます。
スーパーでベトナム産胡椒をお土産に買おう
ハノイやホーチミン市街のスーパーに行けば、調味料コーナーにたくさんの胡椒(コショウ)を見ることができます。ベトナムでは先に紹介したフーコック島産に加え、白コショウが高価として知られています。粉末、粗挽き、胡椒豆の3種はどこのスーパーでも買うことができますので、見た目で決めても構いません。また、胡椒はそれほど高くはありませんので、ばらまき土産にもぴったり。是非いくつか手に取ってみてください。
ベトナム旅行で胡椒(コショウ)をお土産に買うよくある質問
以下ではベトナム旅行で胡椒(コショウ)をお土産に買う際のよくある質問を集めてみました。
Q:ベトナムの胡椒は他の胡椒と味も違うのですか?
A:はい。ベトナム産胡椒は香りが非常に豊かで、特にフーコック島産の胡椒は辛みとフルーティさが両立しており、世界中のシェフからも高く評価されています。
Q:ベトナムで買える胡椒の種類にはどんなものがありますか?
A:一般的には黒コショウ、白コショウ、粗挽き、粉末、胡椒豆(未加工)の3種類が多く販売されています。また、ライム塩コショウのようなブレンド調味料も人気です。
Q:ベトナム産胡椒はどこで買うのがベストですか?
A:品質を重視するならフーコック島の胡椒農家直売所や専門店、手軽に購入するならホーチミンやハノイのスーパーマーケットがおすすめです。空港でも一部商品は購入できますが価格が割高です。
Q:胡椒を日本に持ち帰る際に注意することはありますか?
A:乾燥胡椒は基本的に日本への持ち込みが可能です。ただし、未開封の市販品であること、植物検疫が必要な場合に備えてパッケージは必ず残しておきましょう。市場などで買えるラベルのない胡椒は没収の対象となる可能性があります。
Q:ライム塩コショウはどんな料理に合いますか?
A:ライム塩コショウは揚げ物、焼き魚、海老料理などのシーフードにぴったりです。ベトナムでは果物にかけて食べることもあります。
Q:ベトナム産の胡椒はどれくらい日持ちしますか?
A:未開封の状態であれば1年以上保存できるものがほとんどです。直射日光と湿気を避け、涼しい場所で保管してください。