ホーチミン旅行者必見。ベトナムの空港のお土産はなんでだめ?

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旅行者の中には、ホーチミンの滞在時間が短かったり、1日中ツアーに参加していて、お土産を探す時間がない、という方もいらっしゃいます。そんな旅行者が決まって選ぶお土産を買う場所が、「空港」です。 しかし、空港は実は“お土産を購入するにおすすめできない場所”でもあります。そこで、今回はなぜおすすめできないのかを詳しくご紹介したいと思います。

空港で買えるお土産

空港に売っているお土産というと、皆さんはどのようなお土産を想像しますか。高級ブランドコスメや電化製品ですね。これらは免税を受けられるのでおすすめですし、直営店が販売しているので信頼もできます。 しかし、旅行者が欲しいのは、相手に贈るベトナム土産。そこで探すのは、ベトナム雑貨が売っているお土産ショップですね。このお土産ショップに、実は大きな落とし穴があるのです。

お土産ショップは誰でも気軽にテナントを買える

空港の免税店の写真 「空港でお店を広げているくらいだから、きっと有名なお店なんでしょ」と考えるのはちょっと危険。実は空港でブースを借りてお店を開くのは、ホーチミン市内の1区の賃料と比べると、かなり割安。 外国人旅行者向けに商売しようとするベトナム人であれば、誰もが手を出すことができます。ですので、「空港のお土産店=有名店」という認識は危険です。

異様に高い値段

空港のお土産店に足を運んだ人ならば想像に難しくないかと思いますが、まず何よりも値段が高いです。「空港価格」と言われ、旅行者が余った現地通貨をここで使い切りたいと考えているので、値段設定も少々異常。 以前あったトラブルですが、ハノイのノイバイ空港のとあるお土産店で、ハノイ名物お菓子の「バインコム」を販売していました。通常5個で100円程度ですが、ここでは5個で400円。「たっと400円じゃん」と思いになるかもしれませんが、市場価格の4倍の値段と考えたらいかがでしょうか。このお店は後にベトナム人がフェイスブックに写真をあげて、非難の嵐。お店が閉店するまでにいたりました。

実は偽物(フェイク品)も多い

空港の免税店の写真 ベトナムのような東南アジアでは、メーカー品、ブランド品は直営店で買うのが暗黙のルール。いろいろなアイテムを仕入れているお土産店で買うのは、かなり危険。 旅行者の多くは、「でも空港の中のお土産だし、品質はしっかりしているんじゃない?」、「さすがに偽物は売らないでしょ」と高を括っている方が多く見受けられます。しかし、これは大きな間違い。空港であろうと、偽物や低品質のアイテムを売るお土産店は多数ありますし、定期的に警察の摘発が入り、実際捕まっています。

ホーチミンで旅行者に人気のお土産ブランドはどこも撤退している

空港の免税店の写真 実はユーゴックの商品も空港のお土産店に卸すことを検討したこともあります。しかし、周りの同業社(ホーチミン現地でブランドを立ち上げた会社)は、いずれも空港への卸しは撤退しています。 その理由を聞くと、「まず、それほど売れない。ホーチミンは雑貨天国。どんなに滞在時間が限られた旅行者や出張者でも、可能な限り現地で買おうとするためだろう」というもの。 さらに、「売れたら売れたらで、お店側に真似されて、自分の商品は弾かれてしまう」という意見を持つ経営者も何人かいました。ベトナムでは中国同様、「売れるものはコピーする」という風習があります。ですので、見た目ではなかなか分からない商品であれば、フェイク品も空港内に多くあります。

空港での買い物はくれぐれも気を付けて

今回解説したことを受けて、「空港内のお土産店は駄目なんだ!」と考える旅行者もいることかと思います。ただ、ここで言いたいのは、駄目というわけではありません。筆者はおすすめすることはあまりしませんが、どうしても時間がない方は、空港内でお土産の調達を済ませようとする方もいるでしょう。 そんなときは、ここで解説した注意事項を忘れないで、手に取った品をよく品定めしてください。

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