旅行者や出張者が買っていくベトナムのお土産の内、食品土産で人気があるのが、「コーヒー」です。今回紹介するのは、コーヒー豆ではなく、熱湯を注いですぐに飲むことができる“インスタントコーヒー”のほう。
ベトナムのお土産にインスタントコーヒーが最適な理由、そして、旅行者に買っていってほしい人気メーカーも紹介します。
ベトナムのお土産ブランド「YUGOC/ユーゴック」は、ホーチミン・ハノイ・ダナンなどの店舗販売に加え、旅行者が宿泊中のホテルへ直接配送するサービスも実施中。

目次
ベトナムは言わずと知れたコーヒー大国。お土産にもピッタリ
もしかすると、「ベトナム=コーヒー」と考えている旅行者は少ないかもしれませんね。市場やお土産店でよく見かけるコーヒー豆を見ても、それがベトナムの特産だとはなかなか結びつけません。
しかし、実はベトナムは世界的なコーヒー大国です。コーヒーといえば真っ先に思いつくのがブラジルかと思いますが、ベトナムのコーヒー豆の生産高、及び輸出高は、そのブラジルに次ぐ世界第2位。これってかなりすごいですよね。
さらに言えば、ベトナムで古くから栽培が盛んのロブスタ種のコーヒー豆。世界で流通(貿易で取引されている)している6割近くのロブスタ種がベトナム産とのこと。ベトナムのお土産にコーヒーがおすすめの理由は、十分納得していただけたかと思います。
ベトナム土産向けインスタントコーヒーを選ぶコツと注意点
ベトナムのスーパーやコンビニに行けば、コーヒーメーカー各社でインスタントコーヒーが発売されています。ベトナムではインスタントコーヒーには「2in1」、「3in1」、「4in1」などと記載されているのが普通です。2in1はコーヒーと砂糖、3in1はコーヒー、砂糖、ミルク、4in1は各社によって異なる、といった感じです。
ベトナムのインスタントコーヒーは基本的に甘い!
ベトナムのインスタントコーヒーは、どのメーカーのものも基本的にかなり甘いです。そのため、カロリーや糖分を抑えている人にはあまり向きません。また、2in1のブラックは逆にコーヒーの渋みが勝っていることもあるので、お土産に買っていくなら、やはり3in1がおすすめと言えます。
ベトナムの旅行お土産に大人気の「インスタントコーヒー」
ベトナムのお土産として人気なのは、コーヒー豆よりもインスタントコーヒーの方。コーヒー豆は挽く手間がありますし、家庭によってはコーヒーメーカーをお持ちでない人も少なくありません。日ごろコーヒーを飲む人も、「専らインスタントか缶コーヒー」という人は意外にも多いです。
インスタントコーヒーはベトナムでも多くのメーカーが出していますし、「インスタントは飲めない」といった、コーヒーに強いこだわりを持っている人はそれほど多くはありませんよね。
インスタントコーヒーは一杯ずつ包装されているので長く使えますし、保管も難しくありません。何よりも熱湯を注げばすぐに飲める魅力は何よりも勝ります。
ベトナムで人気のインスタントコーヒーメーカーを紹介!お土産に最適
ベトナムではネスレなど外資ブランドが現在躍進していますが、どうせならメイド・イン・ベトナムをお土産に買っていきたいですよね。そこで、ベトナムでは古くから活躍されている定番のコーヒー及びインスタントコーヒーメーカーを3つご紹介します。
1.ベトナム産インスタントコーヒーの生みの親「Vinacafe/ビナカフェ」
1983年創業のビナカフェ(Vinacafe)ブランド。フランス人とベトナム人のコロネル夫妻がコーヒー農家から立ち上げたブランド。インドシナ半島における最初のコーヒー生産工場でもあります。
現在ではベトナム人なら誰もが知っているインスタントコーヒーメーカーとして、ベトナムコーヒーを牽引する大企業に成長しました。
商品ラインナップも豊富で、アラビカ種とロブスタ種の配合比率が違うものや、コーヒー、砂糖、ミルクの3in1など、コーヒー好きの用途に合った種類を選ぶことができます。数多くあるコーヒーブランドの中では、最もベトナムのお土産らしいといえるインスタントコーヒーメーカーかと思います。
2.高級カフェチェーンも展開。インスタントコーヒー土産の定番「Trung Nguyen/チュングエン」
町を歩くと見えるチュングエン(Trung Nguyen)コーヒーのカフェ看板。チュングエンはベトナム全国に展開している高級カフェチェーン店の最大手。さらに同社が販売しているブランド「G7」は、旅行者にとっては大定番のお土産となるインスタントコーヒーです。
3in1をはじめ、渋みが効いたブラックコーヒーも人気で、さらにG7以外でも「プレミアム・ブレンド」や「グルメ・ブレンド」といった、ちょっと高めの高級感あるインスタントコーヒーもあります。ビナカフェのインスタントコーヒーと併せて購入して、どちらがおいしいかホテルで味比べをしてみるのもいいかもしれませんね。
3.ベトナム最大手カフェチェーンのインスタントコーヒーもお土産に「Highlands Coffee/ハイランズコーヒー」
ベトナム全国に約840店舗展開する最大手カフェチェーン店のHighlands Coffee。ホーチミン、ハノイ、ダナンとともにたくさんあるので、旅行者も一度は利用するかもしれません。そのHighlands Coffeeが販売するインスタントコーヒーも旅行者のお土産におすすめです。他社のインスタントコーヒーよりも甘みが強いのが特徴です。

ベトナム旅行のお土産でインスタントコーヒーを買うポイント
できればインスタントコーヒーを買う際は、スーパーで買うのがおすすめ。お土産店で買う場合は、お店のコミッション分値段が割高となりますし、市場に置いている商品は賞味期限が切れかかっている場合が多々あります。
また、市場で買うのもおすすめできません。高温多湿の環境下で365日屋外にさらされているため、たとえ未開封でも品質の劣化は避けられないと考えていいでしょう。
ベトナムのインスタントコーヒー土産に関するよくある質問(FAQ)
ベトナム旅行中にお土産としてインスタントコーヒーの購入を考えている方に向けて、よくある質問とその回答をまとめました。味や購入場所、注意点まで、事前にチェックしておくと安心です。
Q:ベトナムでインスタントコーヒーはどこで買えますか?
A:スーパーやコンビニ、空港内のお土産店、カフェチェーンなどで購入できます。価格と品ぞろえを重視するなら現地スーパーがおすすめです。
Q:インスタントコーヒーはベトナムのお土産として人気ですか?
A:はい。軽くて割れにくく、日持ちもするため非常に人気があります。旅行者の多くがまとめ買いしています。
Q:ベトナムのインスタントコーヒーは甘いですか?
A:はい。ベトナムのインスタントコーヒーは基本的に甘めの味付けです。特に「3in1」は砂糖とミルクが含まれており、日本のブラック派には甘すぎると感じるかもしれません。
Q:「3in1」や「2in1」とはどういう意味ですか?
A:「3in1」はコーヒー・砂糖・ミルクが一体化している商品で、「2in1」はミルクが入っていないタイプです。「4in1」はメーカーによって成分が異なります。
Q:賞味期限はどのくらいですか?
A:通常は1〜2年程度です。ただし、市場や露店では古い在庫が混ざっていることもあるため、購入前に必ず確認しましょう。
Q:おすすめのベトナム産インスタントコーヒーメーカーは?
A:「Vinacafe(ビナカフェ)」「Trung Nguyen(チュングエン)」「Highlands Coffee(ハイランズ)」の3つが定番で、お土産としても喜ばれます。
Q:ネスレなどの外資ブランドも人気ですか?
A:はい。ただしベトナムらしさを重視するなら、地元ブランドのインスタントコーヒーのほうがおすすめです。
Q:持ち帰る際に注意することはありますか?
A:個包装されている商品は漏れや破損の心配が少なく、スーツケースにも安心して入れられます。念のためジップロックなどで保護するとより安全です。
Q:甘くないインスタントコーヒーもありますか?
A:「2in1」や「ブラック」と表示された商品が甘み控えめです。ただし、渋みが強く日本人の好みに合わないこともあるので、試しに少量購入して飲み比べるのがおすすめです。