ホーチミン旅行ではお土産選びの楽しみの1つですが、あまりにもたくさん種類があって迷ってしまうのは嬉しい悲鳴といったところ。一昔前から陶磁器やアクセサリーといったベトナム雑貨は有名ですが、お菓子を含む食品土産はあまり知名度がないかもしれませんね。
しかし、海外旅行のお土産といえばお菓子は定番中の定番。そこで、今回はベトナム産カカオを使ったお土産向けの「チョコレート」をご紹介したいと思います。
目次
チョコレートはベトナムの特産?
海外旅行土産では決まってご当地チョコレートのようなお土産が販売されていますよね。空港でも何種類も買うことができます。ベトナムでも近年はホーチミンやハノイで数多く販売しているようです。また、ベトナムのお菓子土産をネットで検索していると、チョコレートの情報は多々ありますね。そこでふと疑問に思うのが、「チョコレートはベトナムの特産なのか」というもの。
実はベトナムではチョコレートは有名でもなんでもありませんでしたが、その原料となる「カカオ」を特産に持っていました。低地で栽培されるカカオ豆は、主に中南部と南部に特産地があります。ホーチミン発のジャングルクルーズで有名なメコンデルタもその内の1つとなります。
品質の悪いチョコレートから高級チョコまで成長
しかし、ベトナム産のチョコレートは古くは品質が悪く、旅行者だけではなくベトナム人からも見向きもされませんでした。その結果外国産の輸入チョコレートがスーパーやコンビニなどで溢れかえるようになります。
そこで、2010年以降に台頭をはじめたのが、ローカルブランドの高級チョコレートです。ここでも紹介するマルゥやフェバといった、外国人が品質管理を行っているブランドがその中心となり、ベトナム産チョコレート業界を牽引することになります。
お土産におすすめのチョコレートとは
お土産におすすめのチョコレートは、上記で解説したような地場ブランドのチョコレート。いずれのブランドも板チョコ一枚で500円前後する高級ですが、それがホーチミン土産にはぴったりです。
チョコレートを買うときの注意点
お土産にチョコレートを買うということは、それは彼氏彼女や会社の職場、上司といった大切な人への贈り物ということを考えなければなりません。
1.タオルや衣類を何重にして包む
これは言わずもがな。板チョコを買ったならば、当然不安なのがバッグやスーツケースの中で割れてしまうことです。「1枚500円した高級チョコレートです」なんて誇らしげにわたしても、包みを開けてみると粉々になっていたらせっかくのお土産もさんざんですね。
2.原産国をしっかりと確認する
「ベトナム旅行のお土産です!」と息巻いて会社の上司に贈ったはいいものの、「でも、ラベルにはメイド・イン・マレーシアって書いてあるけど……」と返されたら赤っ恥ですね。パッケージの裏には必ずラベルにて原産国が印字されています。そこにメイド・イン・ベトナムの文字があるかどうか確認しましょう。
おすすめのチョコレートブランド
マルゥ(Mrou)
フランス人がホーチミンで立ち上げた高級チョコレートブランド。チョコレートがベトナム土産として認知されるきっかけとなったブランド。販売アイテムはすべてカカオ率70%以上のダークチョコレートにこだわっているのが特徴。いまでは直営カフェを持つほか、コンビニ、スーパー、空港、お土産店などどこでも見かけるようになりました。
フェバ(Pheva)
中部ダナンで生まれたチョコレートブランド。フランス人とベトナム人夫妻が立ち上げたブランドで、現在はハノイ、ダナン、ホーチミンと全国で販売しています。ピスタチオや胡椒味など全18種のチョコレートを買うことができ、お土産用ギフトボックスに入れてくれるのも嬉しいです。
アルヴィア(Alluvia)
メコンデルタ地方で獲れたカカオのみを使用して作るチョコレートが人気。カカオ率70%以上のダークチョコレートと40%に抑えたミルクチョコレートの両方を買えるので、食べ比べしてみるのもいいでしょう。
安物のチョコレートのお味は?
日本ではシンプルな板チョコであれば、100円前後で買うことができますよね。一方、ここで紹介したブランドはすべて高級チョコの部類。スーパーへ行けば安いチョコレートも売ってはいるのですが、異様に固かったり、苦みや渋みが強かったりと、正直おいしいと思えるものはありません。
お土産に相応しいチョコレートを買うならば、ここで紹介したブランドを一枚買っていってみてください。