ベトナム旅行ではお酒も人気のお土産の1つです。特産品ブランドの「ユーゴック」でも、カカオ酒、ココナッツ酒、もち米焼酎の3種を販売しています。しかし、ホーチミンのドンコイエリアやベンタイン市場周辺を歩き、お土産雑貨店で買おうとしても、お酒を売っているお店はほとんどないのが現状。それはなぜでしょうか。
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お酒を簡単に買える場所
とはいってもお酒を買える場所は多々あり、専門の酒屋からコンビニ、スーパー、個人商店のパパママストアと、基本はどこでも買うことができます。個人商店の場合はどこのメーカーか分からない品質の低いお酒や、ラベルを張り替えた偽物のお酒も多く出回っているので、買うならスーパーがおすすめです。
お土産雑貨店でお酒が買えない理由
では、そんな簡単にお酒を買えるにもかかわらず、なぜ普通のお土産店ではお酒が売っていないのでしょうか。
その答えは簡単。「免許がないから」です。ベトナムではビールはアルコールとみなされていないため、販売ライセンスはお酒でなくとも売ることができます(厳密にはビールは未成年(18歳以下)でも飲むことが可能)。
一方、アルコール度数の高いお酒はリキュールレベルでもしっかりと販売ライセンスを取得しなければなりません。2015年頃からベトナム政府でお酒の販売をしっかりと管理しはじめていて、それが原因で、現在では免許を取得していないお店はお酒を一切売らなくなりました。
ドンコイエリアやベンタイン市場周辺は特に厳しい
ドンコイエリアやベンタイン市場周辺といったホーチミン市最大の観光エリアであり、市内中心では、この免許取得の有無がさらに厳しく規制されています。実際現時点では、ユーゴックのお酒を代理で販売してくれているお店はないほど(蜂蜜やマカダミアナッツはあります)。
スーパーでお酒を買うメリットとデメリット
では、旅行者はみんなスーパーでお酒を買うベきなのでしょうか。ここではスーパーでお酒を買うメリットとデメリットを記載してみます。
メリットとデメリット
スーパーでお酒を買うメリットは、やはり「安心できる」ことです。ベトナムで人気のメーカーは一通り売っていますし、値段も安いです。
しかし、裏を返せば、「人気銘柄しかない」、「ベトナム人向けだから、パッケージがお土産向けじゃない」といったデメリットがあります。また、ベトナム人は基本はウォッカを飲みますので、人気銘柄=ウォッカとなります。焼酎やリキュールなどはほぼ輸入品となります。ご存知の通り、ウォッカは無味無臭なので、お土産には相応しくはありません。
ハノイとダナンは物産店で、ホーチミンはユーゴックでお酒を買おう
ハノイやダナンは物産店で地酒、郷土酒を買うことができます。一方ホーチミンには物産店がありませんので、スーパーで買うのが普通。もしベトナムらしいお酒を買いたければ、是非ユーゴックのお酒を試してみてください。