ベトナムのお土産として人気を誇る「陶器・陶磁器」。ベトナム伝統の手工芸品の1つですし、家族や目上の人へのお土産にもおすすめ。最近はいろいろなデザインがあるので、選ぶのも楽しいですよね。今回はベトナムの陶器を特集します。
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ベトナムの伝統手工芸品の「陶器」
陶器は刺繍や木彫りと並ぶ ベトナムの伝統手工芸品の1つとして挙げることができ、お土産として人気が出始めたのは1990年代。現在では外国人旅行者の定番土産としてお馴染みとなっていますね。
ベトナムの陶器の代表バッチャン焼きとは?
ベトナムの陶器の中でも代表とされる「バッチャン焼き」。現在ではアジアの名産品として世界で知られるようになりました。そのバッチャン焼きは日本の茶人千利休も親しんでいたと言われています。
そのバッチャン焼きは、ベトナム北部ハノイ郊外にあるバッチャン村で作られた陶器のみを指します。バッチャン焼きは普通の陶器と比べると値段が2~3倍ほど高く、最近は偽物も出回っています。素人では見た目や触るだけでは偽物か本物かは分かりませんので、信頼できるお土産店で買うようにしてください。
おすすめの陶器はグリーンセラミック
昨今はカラフルなものからベトナムらしい絵がデザインされている陶器も見ることができます。しかし、その中でもおすすめしたいのは「グリーンセラミック」。いわゆる緑色一色で統一された陶器となり、ご覧の通りデザインがほとんどないシンプルイズベストの陶器。触ったときのツヤや間近で見たときの鮮やかな薄いグリーンはベトナムらしさも感じることができ、食卓でも実際利用することができます。
200円以下で買えるばらまき陶器土産も
箸置きや醤油皿、小皿、スプーンなどは200円以下で買えるのでばらまき土産としておすすめの陶器となります。デザインもベトナムの昔にちなんだもので伝統を感じることもできます。モダンなデザインはあまり見ないのが残念かもしれませんが、友人や会社の同僚へのお土産にいいかもしれませんね。
デザイナー陶器なら「アマイ(amai)」ブランドで決まり!
いまどきのモダンなデザインの陶器がほしい、という方は、「アマイ(amai)」という現地ブランドの陶器を選んでみてはいかがでしょうか。お皿や湯飲み、お茶椀などたくさんの種類があります。特徴は単一色のパステルカラーといびつに歪んだ形。ホームデコブランドとして主にホーチミン在住欧米人に人気があるブランドです。
ベトナム旅行でお土産に陶器を買う場合の注意点
ベトナム旅行で陶器をお土産に買う場合は、「市場で買うのはおすすめしない」ことは覚えておいてください。陶器は実はひび割れがしやすく保管方法が繊細。野ざらしや高い湿度の場所で保管されていると、ひび割れてしまう原因になります。日本に持ち帰ったらすぐに真っ二つに割れてしまった、なんてこともあります。自分のものならまだしも、大切な人に贈るお土産だったらまずいですよね。陶器は安いもの高いものいずれもしっかりとした雑貨店で買うようにしてください。