お土産といえば洋服やオーダーメイド、置物、刺繍、バッグ、アクセサリーといった雑貨が定番のベトナム。一方、お菓子のお土産を買おうとするならば、スーパーへ行くのが今までの普通でした。
最近は地場ブランドがお菓子ブランドを立ち上げるようになりましたが、まだまだ数は少なめ。また、定番となる調味料やカップ麺をお土産に買いたいのであれば、やはりスーパーへ行くのが手っ取り早いですね。
そこで、今回は旅行者が行きやすいホーチミン市内のスーパーマーケットをご紹介します。

目次
1. ベトナム系最大手の庶民派スーパーマーケット「コープマート」│ホーチミン
まずご紹介したいのがこちら。一昔前まではパパママストアや市場で食材や日用品を調達するのが普通だったベトナム。そこに大型スーパーマーケットを初めて投じたのが、「コープマート(Coop Mart)」。ベトナム系小売り企業では最大手となり、ベトナム全国に展開しています。
旅行者が行きやすいのはグエンディンチウ(Nguyen Dinh Chieu)通り店、もしくはコンクイン(Cong Quynh)通り店。どこの店舗も似たようなフロア構成になっていて、全2フロアで1階は日用品及び食品。2階はフードコート&洋服・寝具コーナー。旅行者が滞在に必要な日用品・生理用品はすべて網羅しているほか、お菓子など食品類も豊富。
ただし、管理方法がずさんで、封があけてあったり、お菓子袋に穴があいて、そこからアリが混入していたりすることもありますので、お土産選びは慎重に。また、客層は中高年のベトナム人なので、マナーが悪く割り込みは普通。週末や夕刻はレジに長蛇の列ができます。
DATA
グエンディンチウ通り店:168 Nguyen Dinh Chieu St. Dist.3
コンクイン通り店:189C Cong Quynh St. Dist.1
お土産の購入におすすめ:★★☆☆☆
利便性:★★☆☆☆
おすすめ度:★★☆☆☆

2.市民劇場から徒歩3分のスーパーマーケット「VinMart(ビンコムセンター)」│ホーチミン
ホーチミン観光の拠点となる市民劇場から徒歩3分にある大型ショッピングセンター「ビンコムセンター」内にある直営スーパーマーケット「Vinmart(ビンマート)。小規模スーパーマーケットですが、生鮮食品、日用品の品ぞろえは悪くありません。旅行者向けのお土産になりそうなものも多少売っていますが、フロア面積はそれほど大きくないので、あまり期待はしない方がいいかもしれません。
DATA
ビンコムセンター内のVinmart:72 Le Thanh Ton St. Dist.1
お土産の購入におすすめ:★☆☆☆☆
利便性:★★★★★
おすすめ度:★★★☆☆

3.もう1つのホーチミンの顔を見たいならスーパー「クレセントモール」へ│ホーチミン
ベトナムといえば、汗ばむ熱気、あちらこちらで値段交渉のやりとりが飛び交う市場などがその象徴的イメージ。しかし、新興国といわれる東南アジアでは、ベトナムも例に漏れず、「高級住宅街」、「外国人街」と呼ばれる区画があります。このようなエリアは町の近代化を図る上でのモデルタウンとされ、ここに暮らすのはホーチミンに住む人々の憧れでもあります。
ホーチミン市内では7区にある「フーミンフン(Phu My Hung)」というエリアとなります。ここに建つ巨大なショッピングセンター「クレセントモール」は、週末には現地のファミリーやカップル、若者が集まる人気のスポット。スーパーマーケットは地下街にあり、外国産や輸入食品も多く扱っているため、値段は張りますが在住外国人御用達。
スーパーマーケット以外も映画館、アパレルショップ、スマホショップ、トラベルグッズストアなどもあり、さらに建物外回りの川沿いには、夜に賑わうカフェバーやビュッフェレストランもオープン。ライトアップされる遊歩道はカップルの憩いの場所ともなります。
日本には未進出のアジア及び欧米のアパレルブランドも多数ありますので、ファッション好きの女子、男子は一通り店を物色したいところ。クレセントモールまではドンコイエリアからタクシーで20分程度。
DATA
クレセントモール:101 Ton Dat Tien St. Dist.7
お土産の購入におすすめ:★★★☆☆
利便性:★★☆☆☆
おすすめ度:★★★☆☆

ホーチミン市内のスーパーマーケットはお土産の調達場所にあまりおすすめできない
もしお土産を買うためにスーパーマーケットに行くのであれば、ここで紹介したうちのラッキープラザがおすすめ。また目的によってはクレセントモールで日本未発売のアパレルブランド店に顔を出すのもいいでしょう。