ホーチミン旅行では雑貨と並んで食品が昨今のお土産ブーム。その食品の代表が「コーヒー」ですね。ベトナムは世界第2位のコーヒー豆生産高を誇り、スーパー、コンビニ、市場とどこでも大量のコーヒー豆が売られています。
しかし、今回お届けするのはコーヒーではなく“お茶”。
あまりベトナムにお茶というイメージはないかもしれませんが、コーヒーよりもはるか以前から嗜まれている飲料で、ベトナムの食文化の1つでもあります。お土産としてももちろんおすすめできますので、是非次のホーチミン旅行ではお土産にお茶を買っていってはいかがですか。
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実はベトナムはお茶大国!輸出高世界第5位!
日本人にも馴染みのあるお茶ですが、ベトナムの輸出高は世界第5位。生産地は全国各地の高原地帯ですが、中南部ダラットやタイグエン省で盛んとなっています。
レストランに行けばお茶が出てくるのは当たり前ですし、中国由来のため、ベトナム語でも「お茶=Tra(チャー)」と発音します。「冷たいお茶(チャーダー)」、「温かいお茶(チャーノン)」は旅行者も覚えておくと便利。
ベトナム茶葉の品質は?
個人がお土産に買うとなれば問題ありませんが、ベトナム茶葉は日本で飲むお茶よりも渋みと苦みが強いことで知られています。これはカテキンの量や栽培の方法が異なるため。日本にも一部は輸出されていますが、そのすべてはブレンド茶としての使用で、「ベトナム産緑茶」という銘柄での販売はありません。
しかし、近年は茶葉栽培の品質が向上し、ベトナム茶葉はスーパーへ行けば数十種類と並んでいるのを見ることができます。安いもので100円程度、高いものになると500円以上するものも出てきました。
ホーチミンのお土産として人気の茶葉
ホーチミン旅行でお土産にお茶を買いたいと考えている方は、ここで紹介するお茶を買ってみてはいかがですか。
蓮茶
蓮のイラストがパッケージに描かれていることが多いので、すぐに見つけることができます。ベトナム語表記では「チャー・セン(Tra Sen)」。ベトナムの象徴でもある蓮の花を摘んだお茶で、緑茶よりも黄みがかっているのが特徴。非常に飲みやすいですし、ベトナム土産らしいのでおすすめです。
宮廷茶
ベトナム中部フエの阮朝時代に皇族が嗜んでいたとされるお茶で、10~20のハーブや薬草を調合して作るオリジナルのお茶。
アーティチョークティー
日本では気候柄栽培できないため馴染み薄いですが、西洋では一般的に飲まれているアーティチョーク。大きな茎を持つブロッコリーのような植物で、ベトナムでは山岳高原地帯に産地を持ちます。ホーチミンのスーパーに行けば大抵数種類は置いてあるほどメジャーなので、こちらもお土産用として最適。ただしアーティチョークという植物を知らない人に贈ると、「なにこれ?」と首を捻られて終わるかもしれません。
お菓子と一緒にお土産にいかが
今回紹介したように、ホーチミン旅行のお土産としてお茶を買っていくのは全然あり。しかし、お茶だけではちょっと物足りませんので、他にもホーチミンやベトナムを代表するお菓子のお土産も購入して、一緒に渡すのが吉だと思います。