2020年からユーゴックの商品を日本で本格的に販売開始しております。そこで、今回は日本に輸出する際に大変だったことをご紹介します。
目次
本当にお金がかかった話
まず何が大変だったかといいますと、「お金がかかった……」これが一番ですm(__)mいままでも日本には何度か輸出しているのですが、いつも仕入れ先のアカウントを使っていたので、ユーゴックは発送するだけでした。しかし、この度は一から輸出したので、いろいろと困難が立ちはだかることになりました。
挫折する人が多い理由が分かりました
よく聞くのが「東南アジアから日本へ食品を輸出するのは生半可な覚悟ではできない」というもの。多くの人が途中で挫折・諦めているようです。
しかし、その理由もすぐに分かりました。
まずは輸出ライセンスを取り、輸出コードが入っているUSBを買う。
さらにソフトも買う(いろいろ情報入力をするためのソフト)。
併せて輸出に必要な品質検査も実施。これも数万円単位でお金がかかります。
ユーゴックの商品が品質検査に合格したら、その書類と商品を持って輸送先へ向かいます。傍には役所があるので、そこで輸出の登録&申請をします。なぜかここでも申請料としてお金を徴収(のちに賄賂のようなものだと発覚しますが、これを払わないと申請を受け付けてくれないので払うしかありません)。
しかし、ここですぐに輸出することはできません。この後に輸出品のチェックがあります。知っている人もいるかもしれませんが、グリーンゲートならパス、イエローゲートなら書類チェック、レッドゲートなら検査まで実施されます。これは過去の輸出経験が考慮されるよう。
日本に到着したらサイクラミン酸検査
そして、無事ゲートを通過して日本に輸出が成功しても、ここからが問題です。日本側でしっかりと輸入書類を通していないと、受け取ることはできません。また、蜂蜜一種につき1度サイクラミン酸検査が必要となります。こちらは1種につき1万5000円くらいかかってしまいます。
サイクラミン酸とは?
多くの人はサイクラミン酸という言葉も聞いたことがないかと思います。サイクラミン酸とは人工甘味料の一種で、いわゆる添加物です。この添加物は外国では普通に使われているところもあるのですが、日本では発がん性物質を理由にかなり昔から使用を禁止しています。蜂蜜ではこのサイクラミン酸の使用例が見られるため、輸入する際に検査しなければなりません(もちろんユーゴックの生はちみつはサイクラミン酸はありません。一発合格ですm(__)m)
結局どのくらいの費用がかかったの?
それでは結局のところ、どのくらい輸出するためにかかったのでしょうか。
今回は蜂蜜20キロ以下を輸出しました。
まず、ベトナム側では2万5000円ほど。これは初期費用が大部分を占めるので、2回目以降は数千円で済むかもしれません。今回は輸入側で輸出費用を持ってくれました。
次に輸入側。輸出入費用、検査費用など、もろもろでおよそ9万円!これが販売価格に反映されるので、どうしても輸出品は高くなってしまうというわけです。
日本のももショップではなるべく安く販売しています!
ユーゴックの商品は、日本では通販サイト「ももショップ・ジャパン」が正規代理店として販売してくれています。本来はベトナムでの販売価格の2〜3倍ほど上乗せしないと、輸入にかかった9万円は消化することができないのですが、日本の販路を拡大したいため、現在は数百円の値上げのみで収めています。
是非これを機会に、日本に居ながらにしてユーゴックの生はちみつをゲットしていってください!