ホーチミンのお土産も毎年新しいアイテムが代わる代わる登場しています。ただし、やはりベトナムの伝統を今に伝えるようなお土産も興味わきますよね。そこで、おすすめしたいのが今回紹介する「ランタン」です。
ランタンの歴史、お土産として購入できる場所、買う際の注意点などをご紹介します。
目次
ランタンの名物は中部ホイアン
ランタンといえば中国由来のイメージが強く、日本のそれも起源を辿れば中国といわれています。陸続きで中国と繋がっているベトナムも当然の如く、ランタンは古くに伝わっていたとされています。
ただし、ランタンをベトナム名物土産として主に売っているのはホーチミンではなく、中部ホイアンとなります。世界遺産のホイアンは17世紀に交易の中継地点として発展して、そのときに中国からランタン文化が持ち込まれたと言われています。
ホーチミンでも最近は買える
ホイアンに行けば、ほとんどの雑貨店でランタンを扱っていますが、ホーチミンで買うとなると、複数の雑貨店を渡り歩いて見つけなければならないかもしれません。最初に入った雑貨店でもし見つけることができたら、それはラッキーだと思って買っていきましょう。
ただし、最近は他店と差別化を図るために、オリジナル雑貨を売るお店がドンコイを中心に増えてきました。ランタンもその1つで、お店のオリジナルデザインや伝統をイメージしたデザイン、イラストを描いたものを時折見かけます。
ホーチミンでランタンを買いたいならば、ドンコイを歩こう
ホーチミン旅行でランタンをお土産に買いたいならば、おすすめは雑貨天国のドンコイエリア。ドンコイ通り、マックチブオイ通り、グエンフエ通り沿いの雑貨店をかたっぱしから当たってみてください。3〜5軒に一軒はランタンを売るお店を見つけることができると思います。
ドンコイ以外で探すならば、市民劇場からベンタイン市場まで続くレロイ通り、バックパッカー街と呼ばれるブイビエン通りとデタム通りを歩いてみてください。
ランタンを買うときの注意点
ぼんやりと灯る小さな明かりが幻想的なランタンですが、大きく分けて2種類あり、1つは電気で点灯させる、いわゆる豆電球タイプ。もう1つは、蝋燭を立てる小さな燭台が中に設置されているタイプです蝋燭の場合は蝋が溶け出したり火事の心配がありますが、いつでもどこでも使うことができますし、独特の蝋燭の火にベトナム旅行の思い出を映すこともできます。
一方電球タイプは電球を取り換えればずっと使えますし、なにより安全です。しかし、電源をとらなければならないので、コードが必要。コードの範囲内でしか持ち歩きができません。また、ベトナムは220ボルトで日本は100ボルトと、電圧が異なる点に注意が必要。
220ボルトの電源を日本のコンセントに挿し込んでしまうと、一瞬でショートしてしまいます。使うためには変圧器が必要となります。小さな電力なので、変圧器は家電量販店で数百円から1000円程度で売っている手のひらサイズのもので問題ありません。
ホーチミン旅行のお土産としてのランタンはおすすめ?
バッチャン焼きや刺繍ポーチと同じように、ランタンもベトナムの伝統手工芸品の1つ。ガイドブックや観光サイトなどを見て、「ベトナムもランタンが名物土産なんだ」と初めて分かった人も少なくないでしょう。是非ホーチミン旅行の際は、ランタンをお土産に買っていってください。ちなみに、スーツケースに入れるので、折り畳みできるものを選んでくださいね。