ユーゴックのブランドを作ったきっかけ

ユーゴックは2017年創業のベトナムの特産品を販売するブランド。当時24歳のゴックさん(女性)がホーチミンで立ち上げました。よく「ユーゴックで日本人が作ったんでしょ?」と言われますが、実際はベトナム人社長によるベトナム企業です。いまこうして記事を書いている筆者は日本人ですが、筆者はゴックさんに協力させていただいている日本マーケット担当といったところ。

そこで、今回はゴックさんにユーゴックのブランドを立ち上げるに至った当時を振り返ってもらいました。

ブランドを立ち上げるきっかけとなった2つの理由

もともとゴックさんはブランドを立ち上げる前は、国内で有名な大手銀行で働いていました。数年前に日本で話題となったドラマ「半沢直樹」と同じ融資課です(笑)

ゴックさんはホーチミンの人文大学(ベトナムの早稲田と呼ばれている語学系大学)卒で、学生時代には日本人の友人もたくさんいたことから、社会人になっても日本との繋がりはあったそうです。

ある日、日本人の知り合いからメコンツアーへの同行を頼まれたのですが、それがユーゴックを立ち上げる大きなきっかけとなったのです。

メコン特産の生はちみつをお土産に

メコンツアーはホーチミンにやってくる日本人旅行者に一番人気のツアー。ホーチミンの隣に広がるメコンデルタ地方の一画で、メコン川の川下りやココナッツキャンディー工場の見学などをするアクティビティツアーです。

そのプログラムの1つに、生はちみつを試食する時間がありました。お湯で薄めた生はちみつを試飲することができて、おいしかったらお土産に買っていくこともできるというありがちなパターン。しかし、その生はちみつの提供の仕方が正直酷かったのです。

まず蜂蜜がプラスティックのペットボトルに入れられているのですが、そのボトルはミネラルウォーターの使いまわし。「ラベルくらいはがせよ」と思ったそう(笑)。さらに、蜂蜜の中には蜂の羽や蟻が混入していて、まったく濾過されていないのが明白。それを指摘すると、「これは100%自然なので」と言い訳。ペットボトルはもちろん蜂蜜でベトベト……。しかし、驚いたことに、そんな品質の悪い蜂蜜を買っていく参加者がいたのです。そこで、「これをしっかりとお土産用に製品化すれば、特産品として売れるのでは?」とゴック氏は思ったのです。

ゴック氏が驚いた日本の習慣

日本人は朝起きたらコーヒーやお茶を飲んだりする習慣がありますが、蜂蜜を食べる、という習慣はありませんよね。数年前にマヌカハニーと呼ばれる高級蜂蜜が日本で話題となり、健康食として蜂蜜が注目されましたが、結局値段が高いため、多くの人が長続きしないのが現状でした。

しかし、ベトナムでは一切加工されていない生はちみつを毎日健康のために食べるというのは、いたって普通。「えっ、日本人は日ごろ蜂蜜を食べないの?」とゴック氏は驚いたそうです。ゴック氏はメコンデルタ地方出身のため、蜂蜜といえば生はちみつ。ホーチミンでは出回っていないので、いつも田舎の知り合いの養蜂場から取り寄せていました。

そこで、日本人にベトナムの生はちみつを食べてもらいたく、2017年にユーゴックを立ち上げました。

まだまだ続く苦難の道のり

現在(2019年1月)ユーゴックは国内外の雑誌やネットなどで知られるようになり、知名度もまずまず。しかし、生はちみつを日本人旅行者に買ってもらうにはまだまだ苦難が続くとのこと。「スーパーで売っている蜂蜜は加熱されているので、生はちみつであっても栄養素はすべてなくなっています。本当の生はちみつは非加熱。それをまずは日本人のみなさんに知ってもらいたいです」とゴック氏は言います。

現在ユーゴックの商品はホーチミン限定で発売しており、ネット注文及び市内観光エリアにある雑貨店、スパで代理販売をしてもらっています。ホーチミン旅行の際は、是非ユーゴックの商品をお土産に買っていってください。

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